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北沢美代の『終の棲家』は有料老人ホームの入居者から見た老人ホームの生活描写だ。冒頭から世田谷の松沢病院が出て、たまたま私の自宅から近く、赤堤通りを使って自動車で甲州街道や環状八号線に出るとき八幡山の手 …
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吉村昭の『白い航跡』上下二巻を読んだ。これもやはり幕末から明治維新の時代の医者の話である。先の『暁の旅人』と『夜明けの雷鳥』の二人、すなわち松本良順と高松凌雲は幕府サイドの医者であったが、この『白い航 …
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吉村昭の作品には江戸時代から明治時代にかけての医者を扱った歴史小説がいくつかあります。先日はこの書評ブログで、同じ著者である幕末医師松本良順を描いた『暁の旅人』を紹介しましたが、今回は同じく幕末医師の …
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2022/03/03 -書評
和田秀樹医師の『70歳が老化の分かれ道』がベストセラーだと言うので、早速取り寄せて読んでみた。私自身が古希を迎えるので、読むのにちょうど良いタイミングだと思った。 和田医師は灘高から東大医学へ進学した …
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NHKの大河ドラマで渋沢栄一を主人公とした「青天を衝け」をみていたら、土方歳三を描いた場面があり、新選組の書き物によく出て来る江戸幕府の奥医師、松本良順についてふと気になって、『暁の旅人』(吉村昭)を …
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2021/12/27 -書評
少し前の出版ですが、『平成経済事件の怪物たち』という本を読んだ。2013年の出版というから8年前の本。リクルート事件の江副浩正から始まって、政治資金規制法違反の小沢一郎事件まで、12人の政財界の有名 …
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自伝的老齢論の第二弾、推理小説で有名な森村誠一著の『老いる意味』を読んだ。 老いをテーマにしたエッセイや評論を読むスタンスは、高齢者住宅を運営している者として、高齢者への理解を深めようという気持ちから …
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先日、樋口恵子著『老いの福袋』を読んだ。私は、著者のことは公的介護保険創設時代から現在まで、介護の在り方や女性問題などで新聞やテレビで幾度となく拝見したことがあったので、勿論、お名前は存じ上げていた。 …
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2021/11/08 -書評
堤未果という国際ジャーナリストの書いた『デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える』という本を読んだ。デジタル化が進む現代、何が起きているのか、どういう方向に進んで行くのかをアメリカのGAFAや中 …